ホメオパシーと比べるべき民間医療は陰陽術

ホメオパシーについては,良く東洋医学と比較して色々言う人がいますが,比較対象として正しいのでしょうか。200年前の日本の医療として考えれば比較する相手としてふさわしいのは陰陽術・修験道ではないでしょうか。

都立中央図書館でその手のコーナーを見て来ると,神霊まじない秘法伝 復刻の通販/長閑齎 霊岳/志村 有弘 - 紙の本:honto本の通販ストアという本がありました。
この本では,便通を良くする,虫歯,のどの痛み,熱病,母乳が出ない,冷えた天ぷらをやわらかくする,などなど各種の符術が載っていました。

また,江戸呪術教本 邪兇咒禁法則の通販/羽田 守快 - 紙の本:honto本の通販ストア こちらの本でも逆子や母乳の出などに効く符が紹介されていました。
それぞれの本の中で「台所の土を使って作ることで,塩分を補給したのではないか」「清水で飲むことに効果があったのではないか」などと,おまじないなりの医学的根拠を指摘しています。

陰陽道が西洋医学に敗れ去ったのと同じように,ホメオパシーも素直に負けを認めることになるのでしょう。きっと。